エアフォース・ワン


キャスト

ジェームズ・マーシャル(アメリカ大統領)・・・・・ハリソン・フォード
コルシュノフ(テロリストのリーダー)・・・・・・・ゲイリー・オールドマン
キャサリン・ベネット(アメリカ副大統領)・・・・・グレン・クローズ
グレース・マーシャル(ジェームズの妻)・・・・・・ウェンディ・クルーソン
アリス・マーシャル(ジェームズの娘)・・・・・・・リーゼル・マシューズ
ロイド・シェパード(大統領首席補佐官)・・・・・・ポール・ギルフォイル
ギブス捜査官・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンダー・バークレイ
カルドウェル(軍事顧問)・・・・・・・・・・・・・ウィリアム・H・メイシー
ウォルター・ディーン(国防長官)・・・・・・・・・ディーン・ストックウェル
ジャック・ドハーティ・・・・・・・・・・・・・・・トム・エバレット
ラデク将軍(カザフスタンの独裁者)・・・・・・・・ユルゲン・プロポノフ


スタッフ

監督・・・・・・・・・・・・ウォルフギャング・ペーターゼン
脚本・・・・・・・・・・・・アンドリュー・W・マーロー
製作・・・・・・・・・・・・ウォルフギャング・ペーターゼン,ゲイル・カッツ,アームヤン・バーンステイン,ジョン・シースタック
製作総指揮・・・・・・・・・トーマス・A・ブリス,マーク・エイブラハム,デビッド・レスター
撮影・・・・・・・・・・・・ミヒャエル・バルハウス
プロダクション・デザイン・・ウィリアム・サンデル
編集・・・・・・・・・・・・リチャード・フランシス=ブルース
視覚効果・・・・・・・・・・リチャード・エドランド
衣装デザイン・・・・・・・・エリカ・フィリップス
音楽・・・・・・・・・・・・ジェリー・ゴールドスミス


あらすじ

 カザフスタンで独裁政治を行いテロリストを支援していたラデク将軍は,ソ連崩壊後の不安定なロシアばかりでなく世界平和にとっても脅威となった.そのため,アメリカとロシアは共同で特殊部隊を送り込み将軍を逮捕した.アメリカのマーシャル大統領は,モスクワで開かれた将軍逮捕を祝うレセプションで「アメリカ合衆国政府の名において,我々はいかなる状況に置いてもテロリズムに屈しない」と力強く宣言する.

 モスクワからの帰途,ラデク将軍の釈放を企てるテロリスト達に,大統領専用機「エアフォース・ワン」をハイジャックされてしまう.マーシャルはシークレット・サービスにより脱出用カプセルに乗せられるが,人質にされた愛する妻や娘,同行してきた随行員を残して自分だけ逃げるわけにいかないと,脱出したとみせかけて機内に潜伏し反撃の機会をうかがう.

 テロリストのリーダーであるコルシュノフは,「ラデク将軍を釈放せよ.でないと30分ごとに一人ずつ人質を殺す」とホワイトハウスに要求を突きつける.この要求を呑むと,恐るべき核テロリスト国家を出現させ,アメリカをターゲットにしてくるのは明白であったため,応じられるわけがない.しかし人質の命は...苦悩するホワイトハウスのスタッフの唯一の希望は「大統領はベトナム戦争では優れた兵士だった」ということ.そんな中,マーシャルは反撃を開始し,次々とテロリストたちを倒して行くが....


感想

 実験がうまくいかず,気分転換に見に行った映画.なんかうまくいえないんだけど,主演のハリソン・フォードは”強い意志と行動力を持ち,誠実さと人間的な魅力にあふれた理想の大統領像(パンフレットの言葉を一部引用)”を持ち前の演技力で見せてくれたと思います.そのころは「強い大統領」がキーワードだったらしく,他にも「インディペンデンス・デイ」などでも大統領が自ら戦いました. 日本の首相が敢然とテロリストと戦う...「ペルー日本大使公邸占拠事件」とか見る感じでは絶対無さそう.

 2時間ずっとハラハラドキドキしっぱなしで,スクリーンを食い入るように見たのは「スピード」以来でした.こういう映画は見ていてスカッとしますね.

 「エアフォース・ワン」は,外見はとりたてて普通のジャンボとあまり変わりません(塗装が違うのはもちろんです)が,中は大統領執務室や会議室などを備えていて,まさに「空飛ぶホワイトハウス」です.また通信機能も暗号解読システムなど最高レベルのものを持っていて,スペースシャトルや潜水艦とも交信可能.また核爆発による電磁波障害にも耐えられるし,空中での給油により数日間飛行可能です.・・・・といろいろ書きましたが,極秘中の極秘のため推測にすぎません.


参考文献:「AIR FORCE ONE」パンフレット(ブエナ・ビスタ・インターナショナル・ジャパン:1997.11.29発行)