タイタニック


キャスト

ジャック・ドーソン(このお話の主人公)・・・・・・・・・レオナルド・ディカプリオ
ローズ・デウィット・ブカター(もう一人の主人公)・・・・ケイト・ウインスレット
キャル・ホックリー(ローズの婚約者で大富豪)・・・・・・ビリー・ゼーン
モリー・ブラウン(実在のコロラドの億万長者夫人)・・・・キャシー・ベイツ
ブロック・ラベット(現在パートで紺碧のハートを発見)・・ビル・パクストン
ローズ・カルバート(101歳のローズ)・・・・・・・・・グロリア・スチュアート
ルース・デウィット・ブカター(ローズの母)・・・・・・・フランシス・フィッシャー
E.J.スミス(タイタニック号の船長)・・・・・・・・・・・バーナード・ヒル
J.ブルース・イスメイ(タイタニック号の会社社長)・・・・ジョナサン・ハイド
スパイサー・ラブジョイ(キャルの忠実な召使い)・・・・・デビッド・ワーナー
トーマス・アンドリュース(タイタニック号の設計者)・・・ビクター・ガーバー
ファブリッツィオ・デ・ロッシ(イタリア人の移民青年)・・ダニー・ヌッチ
リジー(老ローズの孫娘)・・・・・・・・・・・・・・・・スージー・エイミス


スタッフ

監督/脚本・・・・・・・・・・ジェームズ・キャメロン
製作・・・・・・・・・・・・・ジェームズ・キャメロン,ジョン・ランドー
製作総指揮・・・・・・・・・・レイ・サンキーニ
特殊視覚効果・・・・・・・・・デジタル・ドメイン
撮影・・・・・・・・・・・・・ラッセル・カーペンター
プロダクション・デザイナー・・ピーター・ラモント
音楽・・・・・・・・・・・・・ジェームズ・ホーナー
  などなど


あらすじ

 1912年4月10日,大英帝国の威信をかけて建造された当時史上最大の客船であったタイタニック号はサウザンプトンから処女航海へと旅立っていった.「絶対沈まない船」といわれたタイタニック号であったが,14日の夜,北大西洋上で氷山と衝突し1500人を越える犠牲者を出して沈没した.84年後アメリカとロシアの合同の調査船が深さ3700mを越える深海でタイタニック号を発見.彼らは金庫を引き上げるが,アメリカの富豪が所有していた「紺碧のハート」というダイヤは見つからず,代わりに1枚の絵が出てくる.そうしたら,「その絵のモデルは私です」とローズという名の女性が現れ,その人はタイタニック号の事故の生存者でなんと101歳だった.モニターに映し出された深海に眠るタイタニック号を見ながらローズは当時の話を始めるが,それは,今まで誰にも語られたことのないサスペンスとラブストーリーであった....


感想

 出てくる俳優は,もちろんレオナルド・ディカプリオ(ジャック役)も良かったけど,ケイト・ウィンスレット(17歳のローズ役)がキレイでそっちばっかし見ていました(ってオイオイ ^ ^;).あと101歳のローズ役をしたグロリア・スチュアートもいい味を出していたと思います.キャシー・ベイツ(”不沈の”モリー・ブラウン役)も良かったね.なんか女性陣ばっかしだけど.

 タイタニックが全速で大西洋を疾走しその舳先をイルカが何頭も競争したりジャンプしたりするシーン(カッコ良かった)や夕暮れの中のジャックとローズのラブシーンとか,とにかく映像が美しかったです.また映画の後半は,ほとんどが沈没のシーンでした.そのとき,タイタニックのレプリカを実物大に作っただけあって沈没までの過程が,恐ろしいぐらいリアルでした.たぶん全長15mぐらいの模型ではここまで出来ないでしょう.沈没まで1時間半ぐらいだと設計者が言うシーンがありましたが,氷山に衝突して沈没するまでをやはり1時間半ぐらいで描いていました.

 最初,雑誌で上映時間を見て”189分って長いなあ”と思っていたけど,物語が始まるとスクリーンに引きつけられて,ぜんぜん時間が経つのが気になりませんでした.皆さんには,ぜひ見て欲しい映画です.(もう見た人もいるかと思います.)

 私自身この映画を見てどうだったかというと,最後に年老いたローズの夢の中でジャックとローズが再会するシーンなんか涙で目がウルウルしていました.映画を見て泣いたのはこれが3回目ですね(1回目は「ヤマトよ永遠に」,2回目は「キリング・フィールド」).当時(1998.1.11),私は学位論文に追われていて忙しかったのですが,本当に映画館で見て良かった映画だったと思います.


関連事項

1.タイタニック号について

全長 268m
全幅 28.19m
総重量 46,328t
速度 23ノット(42.6km/h)
製造費 7,500,000ドル(現在日本円で約9億円)
製造年数 3年
沈没地点 ニューファンドランド,セント・ジョンズ沖604km
水深3,773m

2.映画「タイタニック」に関するオフィシャルホームページ(もちろん英語!)
    http://www.titanicmovie.com/

3.「タイタニック展」上越へ・11月に総合博物館で開催・生還した日本人の出身地が縁
    (「くびきのニュース」より)


参考文献:「タイタニック」パンフレット(20世紀フォックス極東映画会社:1997.12.20発行)