Update 2000.9.17 |
お盆帰省中の8/16に朝日村古代展(7/29〜8/20)を見に行ってきました.「古代生物の進化と縄文人の謎」というサブタイトルがついていて,古代生物の模型と奥三面遺跡群からの出土品が展示されていました.古代生物と朝日村の縄文人の遺跡とどういう関係なのか.縄文人の出土品だけでも十分見応えがあったので,それだけでも良かったのでは?と思いましたが,恐竜とかいないと子どもには楽しくないのかもしれません.お客を集めるために一緒にしたんでしょうね(^^;
1.古代生物
入り口をくぐると,そこには「進化論」を発表したダーウィン博士のロボットが.でも,説明をちゃんと聞かなくてごめんなさい(^^; そそくさと通り抜けると,古生代と中生代の生物の模型(ロボット)や古代からあまり変化していない生物,なぜか熱帯魚が置いてありました.
アノマロカリス(とその説明パネル)
オパビニア(とその説明パネル)
ハルキゲニア
カブトガニ
ティラノサウルス
モササウルス
他にプテラノドン,アパトサウルスもいましたが今一つだったかな・・・・
2.奥三面遺跡群からの出土品
古代生物のゾーンを抜けると,ちょっとホッとしたのはここだけの秘密(笑
奥三面(これは通称で正しくは”三面”)の地は険しい山々に囲まれていて,朝日村の平場の集落よりも隣の山形県小国町に出る方が近い所です.ですが,そんな山奥でも遥か大昔の旧石器時代から人が暮らしていて,平家の落人伝説があったりと歴史の濃い所でもあります.奥三面ダムの建設に伴い遺跡の発掘調査も行われ(手元の資料によると19遺跡,11年間にも及んだそうです)平成10年12月に終了しました.そして,それらの出土品が今回展示されていました.
奥三面遺跡群の分布(手前がダム:赤い帯より下は水没する場所)
黒曜石製石器!
環状配石
火焔土器
様々な縄文式土器
お墓(配石墓)
竪穴住居
竪穴住居の内部
竪穴住居の内部
土木工事の跡(川をつけかえたり,道を舗装したりしている)
アスファルト(他の地域と行き来のあった証拠)
玉の首飾り(他の地域と行き来のあった証拠)
#もっと系統的に撮ってくれば良かったですね(^^;
奥三面ダムは2000年の秋から試験たん水を始めるので,遺跡群が水没してしまうのが残念です.出土品から新しい発見があることを期待しています.(UPLOAD:2000.9.17)