北国紀行3 その6 ふくしまの国編・前編

会津へ行く鉄道

 日光で宿屋の仲居のバイトをしていたらもう7月上旬になってましたw そこで北に向けて出発ですが,路銀がだいぶ貯まってたので,会津へ行く鉄道に乗ってみました.ということで,ふくしまの国編は県境付近の駅にて.
 3コマ目は「夏の魔術」(田中芳樹/イラストふくやまけいこ)の主人公・来夢(12歳の女の子)と耕平にーちゃん(大学生)のコンビ.原作では,この鉄道の,栃木県北部か福島県南部か分からない無人駅から異世界へ行く列車に乗せられてしまいましたが,ここでは無事旅を続けているようですw

 ちなみに,列車は会津鉄道のAT-650形気動車,駅舎は会津高原尾瀬口駅を参考にしました.ちっとも似てないけど(^-^; 会津鉄道&野岩鉄道はアウェイ鹿島戦参戦の際2011年7月9日に利用しました.阿賀川源流の山間を行くので「秘境」とよく言われますが,沿線には温泉や見所がいっぱいあるのでどうぞ.福島県民に代わって宣伝でしたw

ネコの駅長

 ネコの駅長のモデルは,会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の名誉猫駅長「ばす」.背景はもちろん芦ノ牧温泉駅.撮影日:2011年7月9日.直近で七夕なので七夕飾りですね.それともあの辺は旧暦でやるんだろうか?

赤べこ

 赤べことは福島県会津地方の郷土玩具である.「べこ」は東北地方の方言で「牛」という意味である.もともとは張子人形であり体色の赤は魔避けの効果があるといわれている(Wikipediaから引用).写真はJR会津若松駅前の赤べこさん(撮影日:2011年7月9日).うちにも赤べこさんを置いてあります.

鶴ヶ城

 7月上旬.会津若松に行ったら,ここは一度行っておきましょう.
 絵のように見えますが,写真のレタッチです.元の写真は2008年1月27日撮影.真冬なので雪が積もっているしツララが下がっているし,庭木は雪つりしてあるし.おまけに,赤瓦に復元する工事が2010年に行われたので瓦も塗り替えてあります.

旧正宗寺三匝堂(会津さざえ堂)

 会津若松の飯盛山中腹に立つ二重らせん構造の木造建築物.1796年建立.Wikipediaによると「平面六角形の特異な建物である。概ね三層構造といえるが、内部には二重らせん構造の斜路が続き、右回りに上る斜路と左回りに下りる斜路が別々に存在する。入口から斜路を最上階まで上り、他者とすれ違うことなく、別の斜路を降りて出口から出ることができる。」 まあ,中に入ってみると,どんな構造かよく分かりますw

飯盛山

 会津若松へ行ったら白虎隊の墓所も拝んでいきましょう.一人生き残った飯沼貞吉の墓も近くにあります.また,隊士が自刃した場所はここから少し離れていて街と城を見下ろせる所です.

 会津はすぐ近くなので,白虎隊のことは,小学校の修学旅行でここに来て以来,TVドラマや歴史番組などで見聞きしたり自分で調べたりしてますが,彼らの話は時代背景も考慮すると単純な悲劇でなくなかなか複雑ですよね.でも1986年の日本テレ年末時代劇「白虎隊」のテーマ曲だった「愛しき日々」(堀内孝雄)を聞くと,今でも涙腺がじんわりきます(T.T)…

磐越西線

 8月上旬.会津若松で喫茶店のバイトを1ヶ月ぐらいしたあと,磐越西線でふくしまの国をあとにしてにいがたの国へ向かいます.上は猫魔ヶ岳と磐梯山.列車は新潟色のキハ40形気動車がモデル.下は県境付近(上野尻−徳沢)にある銚子の口.阿賀川はここで急に狭くなっています.これにてふくしまの国編・前編は終了.

ふくしまの国編・後日談

 8月中旬.カフェアルファで留守番しているココネにアルファから郵便が届いたようです.その中身は…
 ヨコハマファンなら分かると思うけど,第52話「NIGHT BIRD」のパロディですw あと,登場する赤べこは,うちの子がモデル.

その7へ続く