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「ヨコハマ買い出し紀行」とは


 水位上昇で水没しつつある世界.ヨコハマからそう遠くない西の岬でコーヒー屋「カフェアルファ」を営むアルファはまるで人間のように考え,暮らすロボット…

 「ヨコハマ買い出し紀行」は,月刊アフタヌーン(講談社)で連載中の芦奈野ひとし氏の作品.
 この作品を知ったのはモーニングに載っている「アフタヌーン○月号予告」の記事で目にしてから.その当時はモーニングで「沈黙の艦隊」や「はるまげどん」が連載されていたころで,そっち方面を読むためにモーニングを購入していました.”「ああっ女神さまっ」は何やるのかな?”と思って予告コーナーを見ていたので,「ヨコハマ買い出し紀行」の事はあまり気に止めていませんでした(以前からファンだった人,ごめんなさい).

 転機になったのは,コンビニでふと「アフタヌーン」を手にとって「女神さまでも見ようかな」とページをペラペラめくっていたときです.2巻に収録されている第13話「鎌倉花火」pp.90-91の絵に目がクギヅケになってしまいました.
「何じゃ,こりゃ?」
そう,あの花火の大玉の絵です.花火が今にも打ち上げられようとしているあの場面です.この人は,なかなかのセンスです.だって普通,ミサイルを花火にしちゃおうなんて思わないですって.

 それから,毎月「ヨコハマ買い出し紀行」を読む度に,しだいにアルファさんとココネさんの魅力に惹かれていって,単行本の新刊が発売されるたびに本屋にダッシュするまでに.この作品が他の人の作品と違うのは,様々な方がホームページの中で書いているように”ほんわか”または”ふんわりした”読後感が得られるところでしょう.

 それでは,”てろってろ”なヨコハマ時間をお楽しみください(^^)/