ヨコハマ買い出し紀行 第1巻あらすじ

0.ヨコハマ買い出し紀行
 西の岬で喫茶店を営む初瀬野アルファは,バイクに乗ってヨコハマへ買い出しに出かける.昔の大都市ヨコハマは海の下で,丘の上に新しい町が造られていた.お祭りのようだった世の中がゆっくりと落ち着いてきた,そんな黄昏の時代を見つめながら,アルファは帰らぬオーナーを待つのだった.


1.鋼の香る夜
 ガソリンスタンドのおじさんがカフェアルファを訪ねてみると,アルファは鉄砲(拳銃)をなでていた.オーナーからのプレゼントだとのことだが,アルファにとっては武器というよりは宝物のようなもの.そのうちアルファの弾きはじめた月琴の澄んだ音色は,夕暮れ時の空気にとけ込んでいった.


2.入り江のミサゴ
 タカヒロは,小網代の入り江で素っ裸の女性に遭遇した.このミサゴという不思議な女性は魚を獲って暮らしていたが,いつまでも歳をとらないで若い姿のままだった.大人は嫌いだが,子どもは大好きで時々姿を現していた. タカヒロがカフェアルファの帰りに雨に降られて雨宿りしていると・・・・


3.しましまのごろごろ
 アルファが蹴り飛ばした窓を治していると,おじさんがスイカを持ってきてくれた.魚もどう?と聞かれるが動物性タンパク質はだめらしい.ペナルティとして,さらにスイカを2個もらってしまった.冷蔵庫に入りきらない.どうしよう・・・(^^;;;


4.雨とその後
 バイクで買い物に出ていたアルファは帰り道を急ぐが,天気はつきあってくれなかった.雷の直撃をうけてケガをしたアルファは,おじさんに医者まで運んでもらうが,その医者はロボットに診察するらしい


5.エンドレス町内会
 おじさんたちは,快気祝いにとアルファを町内会に招待した.酒を断るアルファにむりやり飲ませた町内会の面々が見たものは・・・・(笑)


6.プレ寝正月
 季節感がはっきりしなくなっている今,寒い中を初日の出を見たり初詣に行ったりするのは「新年」になった実感を得たいからだろう.アルファとタカヒロも城ヶ島で初日の出を拝みにいっている.


7.午前2/2
 午前11時をちょっと過ぎた頃,母屋のベルが鳴った.ドアを開けると宅配便の女性が立っていた.アルファのオーナーから届け物だという.