ひろしの部屋*近況ノート

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■2011年09月08日(木) No.1307 【書籍】ローマ人の物語XI「終わりの始まり」と映画「グラディエーター」
夜の読書は,一時守り人シリーズに脱線してしまったけど,
再び塩野七生さんの「ローマ人の物語」に戻った.

今読んでるXI巻「終わりの始まり」は,五賢帝時代の最後を飾る
”哲人皇帝”マルクス・アウレリウスと,その息子コモドゥスを中心に
書かれている.この組み合わせは,そう,10年ぐらい前の映画
「グラディエーター」に出てくる皇帝ですねw
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

序盤は将軍,あとは剣闘士の主人公マキシマス役はラッセル・クロウ,
コモドゥス役はホアキン・フェニックス,
マルクス・アウレリウス役はリチャード・ハリス.

あの時代は,原因は忘れたけどゲルマン民族大移動が始まる少し前の頃で,
帝国の北の国境でもゲルマン人の侵入が増えたりいろいろ変化が起こりだした
らしい.皇帝のマルクス・アウレリウスも最前線のウイーンの基地まで
出ていってたとのこと.映画「グラディエーター」の序盤はゲルマン人との
戦闘を描いていたが,そういうことだったのだ.

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「ローマ人の物語」を読んでいると,すくなくとも帝政前半のローマでは,
主権は元老院と市民にあり(有名な”SPQR”ねw),皇帝は彼らから
統治を委任されている立場だったらしい.中国やペルシャ,後の西欧のいわゆる
絶対専制君主的な皇帝や王のイメージとは違っていたみたい.目からうろこ.

で,当時のローマ皇帝の責務は「安全」と「食」を市民に保障することだったそうで.
これは約2000年後の現在でも大事なことだよねw
今の民主党政権にはこの二つが出来ているとはとても思えないなあ.
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